近年、新築マンションよりも中古マンションの需要が著しく伸びているとのマスコミをはじめ新聞・雑誌で目にします。確かに中古住宅の市場が活発になっていると、私も感じています。
しかしながら・・・・中古住宅の95%は、個人売買のはずです。おのずと売主責任を回避する『現況渡し・瑕疵担保免責』と記載された契約書だけで多くの売買が成立しています。全て買主の責任と負担によってこの中古市場が回っていることに長年疑問を持ち続けてきました。
以前、近隣仲介業者の社員さんに『中古マンションをお客様に紹介する時に、建物と設備の状況説明と瑕疵担保免責のリスクは、どのように説明をしていますか?』質問をしました。返ってきた返事は『僕らは仲介業務を行うだけで、建物も設備も解りません。現況のままでのお引渡しですと言っていますから・・・』『後は買主さんの判断ですね!!』確かにね・・・ 「素朴な質問!? それでいいのか? 不動産のプロだろ?」心の中で叫びながら?!
先日、都内の再販業者(ラジオCM等で聞いたことの有る会社)の営業マンが来店して「買取できる築年の古いマンションはありませんか?」結構この手の来店が有ります。そんな時に得意の素朴な質問です。「貴社のリフォーム工事は、何処までの範囲をおやりになりますか?」「ハイ、当社のデザイナーがオシャレに内装のクロス・床材の張替えを、設備も必要であれば交換します」「配管の見直しは?」「必要ないでしょう! 瑕疵担保は2年だけですから!」「エッ??」「販売に関係ないですから!!」確かにね・・・
毎回こんな話ばかりで、嘆かわしい。 本当に不動産業界の品位が落ちるはずです。
本来中古マンションの購入は、新築マンションより多くの知識と手間がかかります。その分購入費が安価で自分好みのリフォームを行える為、需要が今後も増えていくと思います。
そこで、多くの方に『正しい中古マンションの購入方法』について知っておいていただきたいことをまとめました。
『正しい中古マンションの購入方法』は『誰よりも得する購入術』です。
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